イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第5章 初めてのレッスン【俺様騎士アラン/R18】
「今日からの“公務”は
情交に向けての準備期間だ。
教育係を筆頭に
王宮の貴族、公爵が
ありとあらゆる“夜のレッスン”をする。
“いつ”“どのタイミング”でレッスンするかは
教える側の自由。
それは、ジルの方針だ。
どんなシチュエーションにも耐えられるようにだと。
貴族や公爵には、
変わった趣味のやつも多いからな」
暫く見つめ合うと
「分かったか?
つまり、今からのレッスンも
公務の一環だ」
『うん…分かった』
「じゃあ、始めるぞ」
アランの表情がガラリと変わる。
気怠げに緩ませた唇から
吐息と共に響く、低い声。
「逃げるなよ、サラ。
何されてもな…」
どくり…
普段の颯然とした様からは
かけ離れているアランの様子に
サラの胸が大きく音を立てる。
[アランの雰囲気、変わったっ///
なんていうか…ちょっと怖い///
本当に大丈夫なのかな…]
アランが
ゆっくり顔を近付けると
赤みがかった茶色の髪が
さらりとサラの頬を掠めて………
アランの唇が
耳を甘く食んだ。