イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第5章 初めてのレッスン【俺様騎士アラン/R18】
『アラン、ありがとうっ。
もう大丈夫だからっ。』
サラが慌てて起き上がろうとすると
突然
アランの大きな両手が
サラの華奢な両手首を掴み
ベッドに縫い止めた。
『っ……アラン?』
アランはサラに覆いかぶさる。
「どこ行くんだよ?」
ルビーの様に真っ赤な瞳が間近に迫り
真っ直ぐにサラを見下ろす。
『どこって……
レッスンに戻らなきゃ……』
「今日はもういい。
それよりお前………」
アランは苦々しく目を細める。
『な……なに?』
「こんなもん着けたまま馬に乗りやがって。
辛かったら言えって言っただろ」
『え?』
アランの長い指が
サラの首元のボンテージを撫た。