• テキストサイズ

イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】

第5章 初めてのレッスン【俺様騎士アラン/R18】


日が傾き
空に茜が差す頃…。


『ん……』


小さく声を漏らして
サラの瞼が
薄らと開いた。


『…ん…あれ?…アラン?』


「気が付いたか?」


アランは優しい声音で言うと
ベッドの淵に腰を下ろし
大きな手で
サラの頭をそっと撫でた。
ベッドがギシッと僅かに軋む。


『私……?……ここは?』


「お前、乗馬中に意識を失ったんだよ。
ここは俺の部屋だ」


サラはぼんやりした様子で。


『そう…なんだ…アランが運んでくれたの?』


「他にいねえだろ」


『そっか、ありがとう。
でも、どうして意識を……』


そこまで言いかけて
サラははっとする。


[そうだ……!!私っ……!!]


意識を失った理由を思い出し、
サラは途端に顔を真っ赤にした。



/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp