イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第4章 乗馬【俺様騎士アラン/R18】
どのくらいの時間が経っただろう。
アランに手綱を引かれたまま
馬に乗って歩かせる練習をしていた。
(こんなに……つらいなんて…っ
でも、言えない……
理由を聞かれても、答えられないし…)
なにより
一生懸命教えてくれているアランの期待に答えたかった。
しかし…
ベルトに付いた突起は
馬が歩く振動に合わせて
容赦なくサラの蕾を襲う。
全身に巻き付いているボンテージも
心なしか
先ほどより体を締め付けている気がする…。
(ああ…息が…上がるっ
もう…本当に…限界…かも…)
サラがアランに休憩を申し出ようとした瞬間、
アランがぴたりと立ち止まった。
(あ……休憩だ……良かった…)
が、
アランはまた、ひらりと
サラの後ろに跨った。
『ア、アラン?』
サラが振り返ると
「ん、上出来。」
アランはニッと笑って
大きな手で
サラの頭をぽんぽんと撫でた。
「次は少し馬を走らせるぞ」
アランは
サラの脇の下から手を回し
後ろからサラを抱きしめるような恰好で
すっと手綱を引いた。