イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第3章 衣装【お色気教育係ジル/R18】
「ではまず、服をお脱ぎ下さい」
『え?』
「聞えませんでしたか?
服をお脱ぎ下さい。」
『え、服をっ…ですか?』
「そうです。
服を全て脱がないと
これは身に着けられませんので」
『……分かりました。
では、メイドの方を……』
サラの言葉を
ジルの冷静な声音が遮る。
「プリンセス。
これは王族のみが着けられる特別な衣装です。
誰でも触れて良いわけではありません。
本日の着替えは、
私のみでお手伝いさせて頂きます」
『…っ……!!そ、そんな………』
[ジルに…裸を…?そんなの……っ]
ジルは何かを察したように
真剣な眼差しを向ける
「これは公務です。
逆らう事は許されませんよ。
それとも…」
ジルの長い指が
サラの顎にかかり
クッと上向かせた。
底の読めないジルの優美な瞳が
どこか楽し気に細められ
間近でサラを射抜く。
「お仕置きをご希望ですか?
プリンセス……」
低い囁き。
何処か妖しさを孕んだ響きに
サラの肩がぴくりと震えた。