イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第2章 湯浴み【小悪魔執事ユーリ/R18】
「待って、ユーリっ///」
思わず声をあげる。
しかし
その声も虚しく
ユーリの指は
なんの迷いもなく
すっとタオルを解いた。
はらりとタオルがはだけ、
サラの華奢な背中が露になる。
腕でタオルを押さえたので
かろうじて
胸元から下は
隠すことが出来たが……
『…………っ』
[恥ずかしいっ///]
そう思っている間にも
ユーリの手が
背中を滑り………
(きれいな肌………サラサラだ)
ユーリが
サラの肩口から背中を覗き込むようにすると
ユーリの髪が
さらりと
サラの耳をくすぐり
吐息が
肩口にかかる。
『……っ……』
「気持ち良い?サラ様」
『…気持ち……いいよ…
でも……っ』
「ふふっ、良かった」
ユーリは
にこにことご機嫌な様子で
鼻歌でも歌いそうな勢いだ。
サラは
胸の前で固く両手を結んで
祈るように俯いている。
と、
とうとう………