イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第2章 湯浴み【小悪魔執事ユーリ/R18】
[くすぐったいっ・・・]
向かい合い
抱き合うような姿勢。
サラは
逃れようと体を捩るが
体を洗っているはずのユーリの腕が
とても器用にそれを阻む。
[動け・・・ない・・・]
「ごめんね、サラ様。
こう見えて俺、
お茶汲みより体術のほうが得意なんだ。
だから、
女の子のサラ様がいくらがんばっても
逃げられないと思うよ?」
ユーリがくすりと笑うと
熱気と羞恥で
サラの肌が
ほんのり赤く染まっていく。
ユーリは
サラの様子を見下ろしながら
手を動かしていく。
背中の上の方から
腕を通って
指先まで丁寧に洗うその動きは滑らかで
確かに上手ではあった。
とても気持ち良い。
が
当然の如く
サラの緊張は高まっていく・・・
そして、ついに
サラの恐れていたことが・・・
ユーリの長い指先が
サラの体に巻き付いているタオルにかかった。