• テキストサイズ

イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】

第10章 プリンセス【ミステリアス公爵ルイ/R18】


それから半刻。
ルイは未だ執務を続けている。


が…
サラの身体には
異変が起きていた。


[おかしい…
…頬が…ルイに触れられた所が熱い
さっきより…?]


身体の疼きは収まるどころか
ひどくなる一方。


たまに
ルイがちらりと視線を寄越すだけで
サラの全身に震えが走る。


もどかしい
触れて…
触れて、ルイ…


思考が蕩けそう…


誰か…
助けて…っ


「あいつがサラに食べさせたチョコレート…」


ルイが机に向かって
長い睫を伏せたまま、おもむろに口を開く。


「今、城下で出回っている媚薬」


ルイはシドから受け取った、同じチョコレートを
ポケットから出し
コロンとテーブルに転がした。


/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp