イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第9章 ダンス【ミステリアス公爵ルイ/R18】
[いけない、集中しなきゃ]
レッスンは淡々と進んでいく。
ワルツから始まり
次から次へと
休む間もなくステップを叩き込まれる。
[いつもながら…ルイ、すごい。
こんなに動いているのに
汗ひとつかかないなんて…
表情には出さないけど
一生懸命教えてくれてるのが分かる。
なのに
私…なんて卑しいの……]
サラは
自分の身体の欲を
制御出来ないでいた。
はしたない自分に嫌気がさしながら
ルイの美しい所作や
そこから感じられる
品の良い色香から
目を逸らせないでいる。
[身体が…どんどん熱くなる…
ルイに
触れられているところが…
ああ…もどかしい…]