• テキストサイズ

イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】

第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】


『…っ…シド…?』


「驚かせて悪かったな」


そして、
いつの間に置いたのだろうか。
シドは
近くに置いてあった大きな箱を開け、差し出す。


「今、貴族の間で流行りの色のドレスだ」


『え?』


「服、汚しちまったからな」


『………どうして、ドレスなんて持ってるの?』


「お前……本当に気付いてねえのか?
今日のコレ、“公務”に決まってんだろ」


『……っ…じゃあ、初めから…?』


「お前、鈍感すぎだ」


『そ……そうなんだ
…………ごめんなさい…』


「あ?…なんで謝る?」


『シドにとっては“公務”なのに
……怒ってしまったから…』


(こいつ……本当に変なやつ)


シドは何故かたまらなくなって
サラをぎゅっと抱きしめた。


『シド…?』


サラは戸惑いながらも
シドの抱擁を受け止めて
頬を染めた。


身体は


熱く


疼いたままだった……。






/ 171ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp