イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】
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次の公務へ向かうサラの後ろを
ユーリとシドは並んで歩いていた。
密やかな声が聞こえる。
ユーリ「抜け駆けはだめだよ、シド」
ユーリが笑顔の牽制を飛ばす。
シド「やっぱり聞いてやがったか。タイミング良過ぎだと思った」
涼しい顔のシド。
ユーリ「あと…俺のサラ様にあんまり変な事、教えないでよね」
シド「あ?なんのことだ」
ユーリ「『舐めろ』とか(にっこり)」
シド「(ぴくっ)……いつから聞いてやがった?」
ユーリ「さあね(くすっ)」
シド「…(ふっ)……興奮したか?」
ユーリ「(ちょっぴり頬染める)………しないよ」
シド「サラが俺のをどんな風に舐めたか教えてやろうか?(胸とか腹だがな)」
ユーリ「くすっ、いいよ。今度してもらうから。(胸とかお腹じゃなくて)」
サラの後ろを歩きながら
ひそひそ…
一歩も引かない2人の攻防は
サラが次の公務の場所に着くまで続いた。
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シド(サラの次の“公務”の相手は………アイツか。
なら、なにかサービスでもしてやらなきゃな)
クッと喉の奥を鳴らして
シドは、徐にポケットに手を突っ込んだ……