イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】
「仕切り直すか」
零すように呟いたシドは
白ワインのボトルを1本持ってきて…
『え?』
サラの目の前に立つと
トクトクトクトク……
なんと
サラのスカート目掛けて
白いワインを注ぎはじめた。
『きゃっ、シ、シド?///』
サラのスカートが
脚が
しっとりと濡れていく…
『ちょっ……』
「ああ、悪い。
手がすべった」
シドはにやりと狡猾な笑みを浮かべながら
注ぐのを止めない。
『冷たいっ…』
止めようと
手を伸ばしながら立ち上がると…
ワインは
サラの左腕から胸元を伝い
左半身にまでかかる。
と、
やっとシドは手を止めて。
「悪かったな」
ボトルをトン…と無造作に置くと
かがんだ姿勢で
サラを挑発的に覗き込んだ。