イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】
『シドっ、わざとやったでしょっ』
「仕返しだ」
『やりすぎだよっ』
子供のように頬を膨らませて
潤んだ大きな瞳で
シドを睨みつけるサラ。
しかし…
凄んで見せているつもりのサラの姿は…
(こいつ、怒ると可愛いな)
シドを煽っただけだった。
「怒るなよ。
ちゃんとキレイにしてやるから」
『……もう』
シドが優しく肩に手を置いて
ソファーにサラを座らせると、
サラは仕方なさそうに溜息をつく。
シドは
にやにやと笑みを深めながら
サラの前にすっと跪いて。
「びしょびしょだな」
そう言ったかと思うと
スカートの裾に大きな手をかけた。
サラは、はっとする。
[まさか、さっきみたいに触れられる?///]
『シド、いいよ、自分で拭くから…』
慌てて手でスカートを抑えて
制しながら立ち上がろうとする。
が
本当に酔いがまわってきたのか
脚に上手く力が入らない。
「プリンセスにワインをかけて
そのままにするなんて
いくら俺でも出来るわけねえだろ」
シドはサラの制止を無視して
スカートをたくし上げた。
美しい曲線を描くサラの脚が
シドの視線に曝される。
『やっ…』
サラは頬を染めた…
と同時に
シドの唇がサラの白い脚に近づいて…
「こうやるんだよ」
低い声で囁くように零すと
そろり…
シドの舌が
サラの
太腿の柔肌を
舐め上げた。