イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】
『きゃぁ、な、何…』
「教えてやるんだよ。
どうやればいいのか」
その言葉と同時に
ばさり…
衣擦れの音がして
シドの大きくて男らしい手が
荒々しくサラのスカートをたくし上げた。
『きゃあっ…やだっ……』
サラのスラリとした脚が曝け出される。
アルコールが回っているのか
ほんのりピンク色に染まっているそれ。
シドはサラの胸元から這い下り
その柔らかな脚に唇を近づけた。
『っ……シドっ、やだ…
私の脚、
汚れてない…』
サラは慌てて上半身を起し
シドの行為を止めようと
シドの肩を手で一生懸命に押し返す。
すると、
シドの動きが
ピタリ
サラの脚に唇が触れる寸前で止まって。
「確かに…そうだな」
シドはすっと身体を起こして立ち上がり
サラから離れた。
[あ…分かって…くれたんだ…]
背を向けて
カウンターへ向かうシドの表情は読めないが
サラは
ほっと胸を撫で下ろし
座り直しながら
乱れたスカートを整えた。