イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第8章 ワイン【大胆不敵謎の情報屋シド/R18】
『………///』
[そんな事したことないけど…
私のせいで…ワインかかっちゃったし…]
シドの有無を言わせぬ高圧的な態度と
シドに対する罪悪感とで
[それで、シドの気が済むなら…]
純朴なサラは
戸惑いながらも
震える舌を
シドの胸元に這わせた。
ぴちゃ…
ワインの甘い香りと
シドの男らしい香りが
鼻を擽る。
[なんだか…恥ずかしい……
でも……]
ぴちゃ…ぴちゃ…
水音を立てながら
サラは小さな舌で
懸命にワインを舐めとっていく…
女からの奉仕など、され慣れているシドは、
冷静な眼差しでサラの様子を見下す。
が
本来、卑猥な行為のはずなのに
直向きであどけないサラの姿。
(こいつ…
自分が何してるか分かってんのか?)
シドは
だんだん可笑しく、愛おしくなってきて
舐め続けるサラの頭を
優しい手つきで
撫でた。
ぴちゃ......ぴちゃ......
サラのぎこちなさが
シドの嗜虐心を煽っていく…