イケメン王宮◆イケメンがみんな悪かったら【R18】
第2章 湯浴み【小悪魔執事ユーリ/R18】
その身は
いつもの執事の服ではなく
腰から下に、真っ白いタオルを一枚
纏っているだけ。
『……っ……ユーリっ、
どうしてっ』
サラは
とにかく身体を隠そうと
あたふたと
近くのバスタオルを体に巻き付ける。
(慌てちゃって
サラ様って、かわいいな)
「言ったでしょ?
今日からの公務は特別だって。
だから、
俺の仕事も今日から特別。
この湯浴みから、
公務は始まってるんだよ」
『そう……なの?
でも、だからって……』
[髪を洗ってもらうなんて……
しかも、さっき…体を……見られたっ……///]
「心配しないで?
俺、上手だから。
任せてよ」
そう言ってにっこり微笑むと
ユーリは
サラの髪に差し入れた指を
柔らかく動かし始めた。