第15章 番外編2 我儘な彼氏
「だ、だめっ……」
反射で胸を押さえる。
Tシャツの下から手が伸びてきて、お腹をかすめた。
「……んっ」
パチンと、後ろのホックが外れる。
ふわりと水着の上が、浮かび上がってきた。
「だめっ!」
掴もうとした腕を掴まれる。
代わりの水着を取った及川さんは、また軽くぽんと放り投げた。
「……な、なんで」
「だって言うこときかないじゃん」
後ろから抱き込まれて、腕が首と腰に絡みつく。
「誰かにこんなことされたら、どうするのさ」
後ろからきゅうっと両方の乳首を抓られる。
「……い、……っ……」
急激な刺激に背中が仰け反ってしまう。
「そんな突き出したら、くっきり見えちゃうよ、尖ったココ」
張り付いたTシャツ越しにくるくると弄り回されて、すぐに腰の奥が溶けそうになる。
及川さんの片脚が私の脚の間に入ってきた。
太ももでアソコをくにくに刺激されて、あっという間にアソコが火がついたように熱くなる。
「なんかもうココ、とろっとしたものがついてるようだけど、俺の気のせい?」
「み、水だから、それ…」
「だよね、海の中だしね」
乳首を弄ってた指が、今度はアソコの周りをふわふわと掠める。
掠めるだけで、ちゃんと触ってくれない、イジワルな指。
じれったい……
「あ、もしかして俺のことじれったいヤツだとか思った?」
「……っ!」
「指挿れて欲しいなら、そう言ってよ。こんな健全な海水浴場で、そこまでしてなんて思ってると思わなかったから」
指が尖ったクリトリスを掠めて、アソコの入口をトントンと刺激する。
「あっ……」
喉が勝手に叫んでしまう。
そのとき、視界の端に人が見えた。