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【R18】【ハイキュー!!】 ドSな彼氏

第15章 番外編2 我儘な彼氏



砂浜を歩きだすと、じわりと太陽が肌を照り付ける。

午後2時過ぎ、一番紫外線が厳しい時間だ。

何も塗ってないから、結構焼けるかも。

人が多そうな場所はさけて、少し遠くまで歩いてから海に浸かる。

気持ちいい。

このあたりは透明度が高いことでも有名な海だ。

青空と綺麗な海。

潜ってみると、小さい魚が沢山いる。

しばらくぷかぷか浮かんだり、潜ったりしてたら、

「ちょっとっ!!!」

浜辺から及川さんがジャボジャボと海の中を歩いてくる。

「Tシャツ着ててって言ったじゃん」

無理矢理私の頭にTシャツをすぽっと着せる。

「でも泳ぐのに邪魔だし」

「邪魔でもいいの」

「ほら、動きにくい……」

やっぱりTシャツを着せられたとたん、急に動きにくくなった。

濡れた布をまとってると、それだけでカラダが重い。

身体に張り付く感じも好きじゃない。

急に重たくなった上半身をもてあましていると、及川さんがいきなり私の腰を掴んだ。

「……あっ、なに……っ」

水着の下を両手で一気にずり下される。

「やっ……」

脚でもがいても、及川さんの力にはかなわない。

片足にひっかかった水着を、するりと手にした及川さんは、
小さな白い布きれをくるくる手で回すと、行き先もみずに放り投げた。

「あ……」

「ほら、こうやって水着がどっか行っちゃったらどうするの?」

数メートル先にぷかりと浮かんでる……

「こうなってもTシャツ着てたらココ……」

抱き寄せられて、手で裸の股間をまさぐられる。

「……隠れるから大丈夫でしょ」

「……ぁん」

水の中で、Tシャツはふわふわと身体から離れて揺れている。
こんなの、裸と一緒……

「なにか不満?」

ワザとらしい朗らか笑顔を睨むと、「あれ」と及川さんは首をかしげる。

「あ、もしかして、こっちも取ってほしかった?」

首で縛っていたビキニの紐がこともなくほどけた。


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