第11章 及川さんに愛されて……
「ぁっ……ん」
舌先で私の唇を舐めながら、バスローブの合わせ目から手が滑り込んでくる。
「君の唇、なんか甘い」
乳房が大きな手のひらに包まれると……
身体の奥から小さな快感の渦が湧き上がってくる。
「く……ぅん……」
及川さんのしなやかな指が、ゆっくり乳首を円を描くように転がす。
「ん……あぁ……」
もう片方の乳首を口に含まれた時、アソコがキュッとなった。
はじめちゃんに触れられた時には感じなかった……
熱くて、泣きたくなるような、愛しさ……
「君の肌、いつもより熱い。岩ちゃんに触られて、もう感じてたから?」
「ち、違……徹に、今、触れられてるから……」
及川さんの指や唇に、カラダが興奮してるから……
「可愛すぎること、言わないで」
及川さんはふわりと笑うと、口の中の乳首を舌でチロチロ舐めてから、きゅっと甘噛みした。
「あ、あ……ぁんッ」
及川さん、意地悪。
私のカラダの中心が疼いてるの知ってて、ワザと焦らしてる。
「イジワル、しないでぇ……」
胸だけじゃなく、早くココも……
太ももの内側が熱くて、バスローブの下で膝を擦り合わせる。
「イジワルされるようなこと、したでしょ」
「だか、ら……それは……」
「結構ムカついてるんだよ、ホントは……岩ちゃんにも誰にも、君のこと触られたくない」
「と、おる……」
「だから、お仕置き。おねだりしたら、シてあげる」
「…や……」
恥ずかしい。
「早くしないと、君のアソコ、びしょびしょになっちゃうけど?」
甘いけどイジワルな笑顔が、私を見下してる。
言わなきゃ、ダメだよ。
そんな、征圧的な顔……
「ねぇ、ここ、も……」
ココにも……触って。
熱く火照った内またの切なさが、私の意識を支配する。
自分で思わずバスローブの下に手を入れると……
私のヤラシイ割れ目は、とっくに甘ったるい汁で溢れてた。
濡れた陰毛に覆われた割れ目を、自分の指でくちゅくちゅ上下に擦る。
「こ、ココ……お願、い……ぅ、んんっ」
熱い吐息が唇の間から漏れる。
「お願い……で? 何してほしいの?」
「コ、ココ……触って……」
「触るだけ?」
「や…違……」
首をふるふると振る。
「触って、ぐちゅぐちゅってしてぇ……」