第11章 及川さんに愛されて……

「うわっ、……エロすぎだよ、君……」

及川さんは私の手首を掴むと、自分の顔の前に持ってきた。

「もうトロトロだ」

熱いとろみが絡みついた私の指を、ちゅぅっと音を立てて吸う。

キャンディーを舐めるみたいに、ゆっくり、何度も、舌でしごく。

指の股も、ねっとりと丁寧に舐められて……

……またアソコに熱いエッチな蜜が溢れてくる。

「ふ……ぅ、んんっ……」

「こんな指まで感じるなんて、ほんと君ってヤラシイよね」

及川さんが、こんなカラダにしたくせに。

「って、俺が君のカラダ、開発したんだよね」

私の心の叫びを感じ取った及川さんが、少年めいたちょっぴりいじわるそうな笑みを浮かべた。

「俺の開発した君のカラダが俺で感じまくる姿見ると、すごく興奮する」

両足首を掴まれ、大きく足を広げさせられる。

「やんっ、そんな見ないで……」

「ダメ。岩ちゃんに触られたんだよね、ココも」

「……」

「正直に、答えて」

「……ちょっと、だけ。で、でも触られただけ、だから……」

ホントは舐められた。

でも、それは言えない……

「うそ、舐められたでしょ」

「……！」

「やっぱり……ここにちょっと跡がついてる」

右側の太ももの内側をすっと撫でられる。

そういえば、ちょっとピリッとするなと思ってたけど……

「指で掴まれた跡だよね、これ」

「……」

「君の肌は柔らかくて白いから、すぐわかる」

じっと私のアソコを見つめる及川さんの顔が怖いぐらいに怒ってるのがわかった。

「……ご、めんな、」

「謝らなくていいよ。君が悪いんじゃないんだし」

「え……？」

「岩ちゃんを甘く見てた俺のせい……つか、全部俺が悪い。気持ち弱すぎたから……ごめんね」

ごめんね。

何が？

はじめちゃんに襲われたこと？

それとも……それでもはじめちゃんの友達でいること？

「俺が、ココ綺麗にしてあげるから」

「と、おる……」

「もっと、俺の名前、呼んで」

及川さんにトロトロになった恥部を見つめられて、カラダがどんどん発熱する。

「とお、る……」

視線を感じて、トクントクンともっと淫蜜が湧いてくる。

「徹……」

太ももの内側を唇が這う湿った感触に、背中がぞくりと悶えた。

「ぁあ……んっ……！」