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【R18】【ハイキュー!!】 ドSな彼氏

第11章 及川さんに愛されて……



「……」

カウンターアタックのように大きな声が被さってくる。

「君って、いっつもそうだよね。俺の言うことなら聞いてくれるって、本当に俺のことっ、」

「好きですっ!」

「………っ!」

「好きだから、言うこと聞いてあげたいって思うんじゃないんですかっ!?私、及川さんのこと好きだから、いつも会えるの楽しみにしてたし、及川さんだからすごく恥ずかしいことされても、我慢できたし気持ちよかった……」

頬が濡れてる……

絶対眼の前では泣かないって決めてたのに……

バスローブをぎゅっと手で掴むと、ポケットに入れた下着の感触があった。

「これだって……」

黒いレースの上下を取りだす。

「これだって、今日会えるからって思ってつけたのに……け、結局はじめちゃんが……」

ダメだ、涙が止まらない……

俯いて、顔を隠そうとすると、落ちかけた顎に及川さんの手が触れた。

「ごめん」

掠めるような、柔らかい唇の感触。

「ごめん」

ぎゅっと抱きしめられた。

「及川、さん……」

「ほんと、ごめん」

冷え切った心と肌に、及川さんの体温がドクドクと流れ込んでくる。

「俺、すげぇ嫉妬した、今日君が他の男と喋ってるの見たとき」

「だ、からそれは……」

「君のこと好きすぎて、信じられなくて、いつも君のこと試してみたくて、すげぇイジワルした」

やっぱり試してたんだ……

「今日見た奴も、君があいつのこといいなんて言い出す前に、こっちから先にって思って、むしゃくしゃしてる時についマッキーに別れたとか言ったら、すぐそれが広まって……ヤバいって思ったときは、もうなんか岩ちゃん超怒ってて」

「私のこと、もっと信じて下さい」

「信じてる……でも好きすぎて、信じられない」

「なんですか、それ……」

「だって、岩ちゃんと何かあったんだよね……?」


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