第7章 これからの話
これまで皆が笑うなんて一度もなかった
これも小平さんのお陰なのだろうか
『小平さん…ありがとうございます』
私は小平さんにお礼を言った
『いえいえ!私はそんなにしてませんよ!これもほとんど皆が頑張ったからです!』
『そうですか…』
それもそうだと思った、確かに皆よく頑張ってくれた気がする
『えへへ!』
皆笑っている
『でも、私では此処まで皆を導けなかった
だから、小平さんに頼んで本当に良かった』
すると小平さんはビックリして照れていた
『そ、そんな!』
『小平さん本当にありがとう!』
皆が笑顔で言った
『いえ、此方こそ!皆に出会ったおかげで色々勉強になりました!』
『さて、そろそろ迎えが来るよ』
院長が皆に言っていた
『離れたくないな…』
夕陽君が言った
『それは、当たり前ですわ』
雛菊ちゃんが言った
『まあ、これも何かの運命ね!』
真理ちゃんが言った
『でも、もう会えないのね…』
花ちゃんが言った
『……』
皆は黙ってしまった
すると小平さんが言った
『大丈夫よ!またここの病院に遊びに来れば良いのよ!』
『そっかぁ!』
皆笑顔で言った
『真理ちゃんと空君はまたいずれか会いましょう…勿論!真奈君も!』
二人は静かに頷いた