第8章 また、会う日まで
あの後、空君達は、少年院へ
夕陽君達は、夕陽君のおばあちゃんの家へ
残ったのは、花ちゃんと七実ちゃんだった
『もう行っちゃったね…』
『うん、そうらね…』
『ねえ!お爺ちゃん!また会えるかな?』
『ああ…また会えるさ』
そう院長は言っていた
そのあと、三田さんに呼ばれた
『何でしょうか?』
『小平さん、無理を言ってすみませんが…
この病棟のカウンセラーの正社員として働きませんか?これは強制ではないので…』
私の気持ちはもう決まっていた
『はい!是非とも働きます!』
『ありがとうございます!』