第8章 また、会う日まで
あの日から3年経った
私はカウンセラーの先生になっていた
『先生は、どうしてカウンセラーになったのですか?』
『昔から、私もいじめられていて、同じ気持ちの人を少しでも明るくしたいなって思ったからよ』
『そうなんですか!私もカウンセラーになりたいな…』
『ええ、きっとなれるわ』
『はい!ありがとうございます!』
そう言って彼女は扉から出た
それと、すれ違いにある人たちが
『小平先生!』と言って顔を覗かせた
見るとそこには空君達が居た
『…おかえり…空君、真理ちゃん』
『ただいま…先生…』
二人は大人な、顔つきになっていた
『元気だった?』
『ええ!元気だったわ』
『良かったわ…二人とも良く成長したわね…』
『先生、おばあちゃん見たいwww』
『いくつになったんだっけ?』
『えっと、俺が18で真理と真奈が(殴殴
『いってぇな!いきなり殴るなよ真理!』
『女性にそう言うプライバシーは聞いてはいけません!』
『ちぇーじゃあ良いよ、真奈に聞くから』
『真奈は寝てまーす!』
『マジかよ…』
すると、他の皆も来た
『あらま!空お兄さまと真理お姉さまお帰りなさいませ!』
雛菊ちゃんが二人に抱きついていた
『ひ、雛菊…お前そう言うキャラだっけ?』
『元々こういう性格でしたわ!』
『そう言えば!雛菊ちゃん、もう少しで高校に行くのよね?』
『ええ!そうですわ!』
『その、性格直した方が良いんじゃねーの?』
(バシ
夕陽君がそう言うと、雛菊ちゃんが強く叩いた
『痛ったいな!』
『貴方は黙っていらして?』
『そうか…夕陽ももう、中学生か…』
『おお!そうだぜ?と言うか空、久々だ
な!』
『だな!』
『もー!七実も入れてよ!?』
『私も入れてください!!』
『アハハ…』
こうしてまた、賑やかな生活が始まる
こんな風に笑いあえる事、これが私にとっての唯一の宝物だと思う