第6章 事件について
『空、お母さん大変だからやりなさい』
『お兄ちゃんだからやりなさい』
『お兄ちゃんよりも勉強出来ないんだからやりなさい』
俺には、兄と妹が居た
でもいつも俺ばかりこき使っていた
お兄ちゃんだから…毎回これが口癖だった
俺の上にも居るんだから
そっちに頼めよ…
ある意味嫌だった
だから、学校でストレスを発散するように
問題を起こすようになった
先生には呼び出しを食らって
親にも叱られた
正直うざかった
いつもいつも、お母さんは仕事もせずに
遊んでばっかし、お兄ちゃんは俺にはキツい態度を取る、まるで見放したように、お前のせいで勉強が出来ないんだよ
妹には優しいのにな
だから殺してやった
ナイフで、お母さんもお兄ちゃんも妹も
先生も殺した
あん時の悲鳴、凄くそそった
それから俺は精神病院に来た
それから俺は、真奈君に頼まれ事をされた
『なあ、純子ちゃんを殺すのを手伝ってくれないか?』
丁度良かった、俺もあのメンバーを殺したかったから
あいつら、ギャーギャー五月蝿かったしな
そうして殺した