第8章 鬼家
日紫鬼「ビックリ、ビックリ」
銀「軽っ」
新「鬼とつく名前が多いんですね」
窮鼠「まあな。鬼家と聞けば妖怪たちは恐れおののいた…だが、当主無き今、すっかり衰えている」
妖艶「だろうな」
銀「そんなに仕えて、あわねー奴もいたろ」
妖艶「ああ。確かにいたな。三十一代目、五百旗頭(イオキベ)だ。奴は我を一度も使わずに死んだ」
日紫鬼「一度も?相当だな」
窮鼠「話を戻すが…妖怪世界には妖怪世界を牛耳るものがいる」
銀「牛耳る?」
新「それって、こっちで言う四天王みたいなものですか?」
窮鼠「そう。昔は鬼家も入ってたんだが…今はぬらりひょん家、狐家、狸家、天狗家の四つが支えている…この四家を四呈柱(ヨンテンバシラ)という」
日紫鬼「四呈柱…」
窮鼠「四呈柱は最強だ。敵にまわしたら…生きてはいけないな」
日紫鬼「うわ…めんどそ」
窮鼠「まっ、大体はこんな感じだな」