第8章 鬼家
妖艶「我は特別だからな」
銀「特別馬鹿なんだよな」
妖艶「小僧っ!!」
新「銀さん;」
日紫鬼「ほっとけ。それで?」
窮鼠「今ちょうどいいのがあるよ。はい、これ」
奥の部屋から一つの巻物を持ってきた。
それをカウンターに広げられた。そこには達筆な字で沢山の名前が書かれていた。
日紫鬼「うわ、何これ」
神「巻物ネ!」
新「うわぁ、これ鬼家の歴代当主ですか?」
窮鼠「そうだよ。」
日紫鬼「つーか、なんでお前が持ってんだよ;」
窮鼠「内緒♪」
新「あれ?この二十三代目に書かれてる矢印はなんですか?」
妖艶「この二十二代目、伴鬼(バンキ)は跡継ぎにと思っていた息子を亡くし、話し合いの末に二十三代目にもなったのだ」
窮鼠「そいうのが多いんだ。例えば三十五代目、乙丸(オトマル)様は三十五〜三十七代目までの三代。それと最上(モガミ)様は五十五代目〜五十七代目までの三代。御嶽(ミタケ)様は七十代目〜七十一代目までの二代と訳ありでなったのがいる」
日紫鬼「なるほど…にしても、改めて見ると本当多いんだな」
妖艶「正式に認められればお前は百代目だからな」
新「ひ、百代目!?」