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半妖は妖屋

第8章 鬼家


日紫鬼「ありがとう」

窮鼠「そうだなぁ〜…酒呑童子を知ってるか?」
日紫鬼「ああ、それは知ってる…鬼家初代だよね?」

新「酒呑童子?」
窮鼠「鬼家初代、酒呑童子…最強最悪の大妖怪」

【酒呑童子(シュテンドウジ):丹波国の大江山、または山城国京都と丹波国の国境にある大枝(老の坂)に住んでいたと伝わる鬼の頭領、あるいは盗賊の頭目。酒が好きだったことから、部下たちからこの名で呼ばれていた。

酒顛童子、酒天童子、朱点童子などとも記されている。彼が本拠とした大江山では龍宮御殿のような邸宅に住み棲み、数多くの鬼共を部下にしていたという】


神「おお、カッコいいアル!」
窮鼠「鬼家には分家が二つと本家の3つに分かれている。酒呑童子には息子が三人いてな…長男、九鬼丸様には二代目に、次男の斑咫鬼(ムラタキ)様と三男の叉焚鬼(マタタキ)様には本家を守るようにと、それぞれに家を与えたんだ」

妖艶「そして奴はある決まりを与えた。本家だけのな」
新「本家だけの?」
窮鼠「そこにいる妖艶坐嬢を次の代に受け継がせること。つまり、妖艶坐嬢を受け取る時は次の当主ということなんだ。鬼家の家宝さ」

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