第6章 月夜の猫
銀「おい、化け猫。一緒に猫じゃらしで遊ぼぜ?」
化け猫「次々トッ…勘九郎、勘九郎ハドコニャァアアァア!!」
日紫鬼は傷だらけになりながらも再び化け猫の元へ向かおうとすると、後ろから声がした
勘「……そうか、あの時の」
日紫鬼「勘九郎さん!なんであなたもここに!」
ヤクザ1「叔父貴!」
勘「…前に一度、道路の真ん中でジャレあっている子猫に気づかずに車で引いてしまったんだ…ちゃんと墓をつくってやったんだが…まさかその母猫か…」
日紫鬼「(子供…そうか、だからあの化け猫)」
妖艶『それが原因だろうな』
化け猫「!!、勘九郎、勘九郎!ミツケタ、ミツケタ、勘九郎、ミツケタ!!」
銀「あ?」
化け猫「カエセ、私ノ子供…勘九郎、カエセ!カエセ!私ノ子供ヲ!!カエセェエエエ!」
化け猫は銀時をスルーし、勘九郎に爪を振り下ろす
だが、日紫鬼が咄嗟にかばい、刀で防いだ。ガッと弾く
日紫鬼「お前、ここの息子を食ったんだってな…」
化け猫「ニャハ…息子ヲ食ッタゾ、食ッテヤッタゾ!仲間モ、家族モ!食ッタゾ!」
日紫鬼「十分じゃない…お前の子供の事は同情する。だけど、こんなのは違うんじゃないか」