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半妖は妖屋

第6章 月夜の猫


化け猫が人間の匂いを辿り、一歩前に踏み出したと同時に円の中にいた一人がその場から逃げようと円から出て、走り出してしまった

ヤクザ2「お、おい!!」
日紫鬼「バカ!円から出るなぁ!!」

化け猫「勘九郎カ?逃ガサナイ…逃ガサナイ!!」
ヤクザ1「うわぁあああ!!くるなあぁあ!」

化け猫は勘九郎だと思い込み、追いかける

日紫鬼「くそッ!!」

日紫鬼も追いかけた。男は焦りのせいもあり、小石に躓き倒れた。化け猫は鳴き声を上げながらここぞと飛びかかった

ヤクザ1「ひぃぃ!!」
日紫鬼「やめろぉお!!!」

ドカッ!

男を庇った日紫鬼…
飛びかかってきた化け猫は男ではなく日紫鬼の右肩に噛みついてるのに気づいた。日紫鬼は「あ゛ぁっ!」と小さな悲鳴を上げる。そして化け猫は手で邪魔だと払った

簡単に飛ばされ、近くの木に体全体を強く打ち付けた。そのままバタリと地面に倒れた


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