第2章 水泳部
『で?どうするの、あと2人』
「どうしようぅ............」
おいおい、さっきまでの威勢はどこいった
「とりあえずポスターとか描きます?」
「それなら、もう準備できてるよー!ハルちゃんが描いてくれたの!」
「......」
七瀬先輩が無言で見せてくれた紙にはこの高校のゆるキャラ?のイワトビちゃんが描いてあった
なんていうか、うん
......超シュール
『うん、まぁとりあえずはそれで』
人が来るかは別として
「あ!今入部するとイワトビちゃんストラップをプレゼント!とかは??」
イワトビちゃんストラップ...欲しいかな...?
「お菓子とかの方が良くないですか?」
「そんなんで入部希望者くるのかな...?」
橘先輩は苦笑いしながら話をきいていた。
うん、その気持ちよくわかるよ。
「まぁ、とにかく!行動あるのみだよね!」
そう言って葉月くんは、走って出ていった。
...嵐のようなやつだな
「大丈夫かな、渚...」
橘先輩は不安そうに葉月の後ろ姿をみていた。