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Freeにいきましょ。

第1章 出会い


......浩ちゃん?

「おいコラ、先生をつけろ」

「はーい、浩ちゃん先生!」

いや、そういうことじゃないでしょ

「よし」

いいのかよ!
本当にバカなのか、こいつら。

「自己紹介も終わったし、もうやることねーから、解散!」

適当だな、おい。
これからの高校生活に不安しか感じないわ


「彩ー!」

『んー?』

「一緒に帰ろ!」

『うん』

江と一緒に帰っていると、プールの方から声が聞こえてきた。

『ねぇ、なんかプールから声が聞こえない?』

「え?.........ほんとだ」

なんだろう?なんか気になる......

「見に行ってみようよ!」

そう言って江はプールの方へ歩いて行ってしまった。

『え、ちょっと江!』

江を追いかけてプールへ行くと二人の男の先輩らしき人がいた。

一人がなぜか上半身裸で。

え、ちょっとまって
今4月だよね?春とはいえ、まだプール寒いよね?

なのに、なぜあの先輩はプールで泳いでんの?アホなの?

「なんて素敵な筋肉...!!!!!!!」

『......江?』

なんか江は興奮してるし。
大丈夫か、この子。筋肉フェチかなんか?

「ハル!まだ寒いんだからプールで泳いじゃダメだってば!ハルーー!」

もう一人の先輩はまともそうだな

こんな寒いなか泳ぐなんてアホとしか思えない。

けど、なぜだろう?
彼から目を離せない。

綺麗.........

まるで海の中を泳ぐイルカみたい......

「彩乃ちゃん?」

『っ!』

「なにしてんの?こんなとこで」

『葉月くんか、びっくりした...』

全然気づかなかった...

「あれ、ハルちゃん!まこちゃん!」

へ?ハルちゃん?まこちゃん?

「渚!」

葉月くんは、先輩たちと知り合いなのかプールサイドへ上がっていった

「はっ、あれ、葉月くんがいる?なんで?」

おかえり、江。
もう君の世界から帰ってこないかと思ったよ

『なんか、知り合いっぽいよ?』

「彩乃ちゃーん!江ちゃーん!そんなとこで見てないでこっちおいでよー!」

「え?誰かいるの渚?」

ちょ、呼ぶなよ!プールでおよいでるとこを隠れて見てたなんて、私達変態みたいじゃんか。
出ていきずらいわ。

「もう、いくしかないよ...彩乃」

『まじか...』


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