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Freeにいきましょ。

第1章 出会い


観念して私と江はプールサイドへ上がった。

「あれ?君たちは?」

優しそうな先輩は私達の方をキョトンとした顔で見ていた。

『えっと、1年の井上彩乃です』

「同じく1年の松岡江です。」

「2人とも僕と同じクラスなんだよー!」

横から葉月くんが付け加える

「そうなんだ、俺は2年の橘真琴。あっちで泳いでるのが俺と同じ2年で七瀬遙。」

......七瀬遙

「ハルーー!そろそろ帰るよーー?」

「......わかった」

そういって七瀬先輩はプールから上がった

「やっぱり素敵な筋肉......」

うん、江はもうほっとこう

「ハル、ちゃんと頭拭いて!」

「......タオル忘れた」

えー、普通タオルもってなかったらプール入んなくない?

「どーすんのハル!風邪引いちゃうよ?」

あ、そーいや私タオル持ってたな

『あの、よかったらこれ使ってください』

「......いいのか?」

『風邪引いたら大変ですから、早く拭いてください』

「...ありがとう」

............かわいい
葉月くんとはまた違うかわいさだな

「お前、名前は」

『え?あ、井上彩乃です。』

そっか、七瀬先輩はさっきの自己紹介聞いてないのか

「俺は七瀬遙だ。タオル、明日返す。」

そういって七瀬先輩は出ていってしまった

「めずらしい、ハルが名前を聞くなんて」

「ほんとにねー!」

横で橘先輩と葉月くんが驚いていたことに、私は気づいていなかった




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