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平凡な私と目立ちすぎる仲間たち【黒子のバスケ】

第2章 高校生になりました


さて……クラス分けが書いてある表はどこにあるのかな?

カバンから入学のしおりを取り出す。


…………………………………………。


…………やばい。私、地図読んでも分からない人だった。

項垂れながら歩いていると、
人がたくさん集まっているのが見えてきた。


クラス分け表かな!?


小走りで人混みに近づくと、ほかの生徒の会話から
この人混みの先にクラス分け表が貼ってあることが分かった。


……分かった、のはいいんだけど……………………。

身長が小さいせいで、
背伸びしてもジャンプしても何も見えない。


「……おい」


前に行くって言ってもこの人混みに入るのは嫌だし……。


「おい…そこのチビ」


人がいなくなるのを待っても入学式に間に合うかな……。


「おい!てめぇだよちびっこいの!!!」


「はいぃ!!?」


突然肩をがっしりと掴まれて色気のない声をあげてしまった。

体をこわばらせながら恐る恐る振り返る。

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