• テキストサイズ

平凡な私と目立ちすぎる仲間たち【黒子のバスケ】

第3章 部活に入ろう


「ちょ、シャツ脱いで!!」

「えっ、あっ、はい……」


リコ先輩がかなり焦ったように言うと、
勢いに押された黒子くんがシャツを脱いだ。

ところで、さっき脱げって言われていたのに
なぜまだ脱いでいなかったのかすごくつっこみたい。

……さすがにそこまでKYなことはしないけれど…………。


リコ先輩は、戸惑った表情で
黒子くんの体をまじまじと見ている。

私も真似して黒子くんを見てみることにした。

失礼だけど、黒子くんは色白でひょろっとしていて、
強豪校のレギュラーとは思えない体つきだ。

いや、私が分からないだけで
プロの人が見たらすごい能力とかがあるのかもしれないけど。


眉間にしわを寄せて悩んでいると、
不機嫌そうに黒子くんを睨む火神くんが視界に入った。


うーん……うちのクラスのバスケ部の人は
不思議な人達ばっかりだな……。

しかもなんか仲悪そうだし……。

髪の毛は赤と水色だし、
高校デビューのやり方絶対間違ってると思う……。

なんかもう不安しかないよ……。


無意識のうちにため息がこぼれた。


その後これからの練習の説明を聞いて、
軽い基礎練習をして下校になった。


リコ先輩と話した時に、今朝 真実がやってくれたあみこみを褒めてもらったので、ご機嫌で学校をあとにする。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp