• テキストサイズ

平凡な私と目立ちすぎる仲間たち【黒子のバスケ】

第3章 部活に入ろう


「……なんだよ?」


火神くんが不機嫌そうに言う声。

おそらくリコ先輩に言ったのだろうけど、
私もガン見してしまっていたから、慌てて背を向けた。


心臓が煩いのをなんとか抑えて考える。

あのリコ先輩が黙っていたんだ、
きっと火神くんはすごいんだろう。

身長と髪型からして只者じゃないとは思っていたけれど……。

もう一度見たくて後ろを振り返ろうかと考える。


「監督!なにぼーっとしてんだよ!!」


日向先輩の声に、私もリコ先輩も我に返った。


「あっ!ごめん!えっ……と………」

「全員見たっしょ。火神でラスト」


まだぼーっとした様子のリコ先輩につっこむ日向先輩。


「あ、そう……?あれ?黒子くんて、この中にいる?」

「あぁ、あの帝光中の……」


リコ先輩と日向先輩の言葉に、
私も振り返って一年生の列を見る。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp