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平凡な私と目立ちすぎる仲間たち【黒子のバスケ】

第3章 部活に入ろう


今日の授業は、ほとんど聞くつもりがない。

ひたすらに、早く明日になるように祈るだけ。

でも、ノートはとっとかないと面倒だから、
板書だけはきちんとする。


そんなかんじでだらだらと授業を受けながら、
真実と火神くんと黒子くんを観察することにした。


まずは右斜め前の真実。
真面目に授業を受けているかと思いきや時々こっそりスマホをいじったり、ノートに落書きしたのを近くの子に見せてくすくす笑ったり、遊びまくっている。でも、真実のことだから成績がいいんだろうなぁ…。分からないところあったら教えてもらおうっと。


次に左斜め前の火神くん。
……寝ている。ただひたすらに寝ている。
なにをしに学校に来ているのか謎だし、どうして先生が触れないのか気になる。もしかして気づいていないのか?そういえば髪が赤くてOKなんてこの学校の校則大丈夫なのかな?私立ってこんなに自由なの?火神くんだからOKとか?…………だめだ、授業受けるより考えること多くて疲れる……。


最後に左どなりの黒子くん。
真面目に授業を受けている……かと思ったらたまにウトウトしていて、でも前の席が火神くんだし、独特のオーラというかなんというかで、周りからはぜんぜん気づかれていない。
髪の毛が水色なのに近くにいてもぜんぜん気がつけないし、黒子くんは不思議でいっぱいだ。


ノートを取りつつそんなことを考えながら授業をこなしていると、あっという間に半日の授業は終わった。


これで帰れる!

それで明日は……仮入部だーっ!


楽しみで仕方なくて、
早々と教室を出て、家に帰ることにした。
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