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平凡な私と目立ちすぎる仲間たち【黒子のバスケ】

第2章 高校生になりました


しばらくすると先生が戻ってきて、HRが始まった。

中学では学活だったのがHRに変わる、
ただの言い方の違いかもしれないけれど
高校生になったんだと実感する。


「それじゃあ自己紹介してもらうぞー」


先生のその言葉にため息がでそうになって
慌てておさえた。


うわーきたよー……。
自己紹介とか一番嫌いなんだよなぁ……。
前の人が言ったことを真似しようっと。


順番に自己紹介をしていって、ついに私の番。

やばい心臓飛び出そう……。


「第一中学出身の新沢 奏です。
これから1年間よろしくお願いします」


軽く礼をして席に着く。


…………………………っはぁー……。
終わったぁ…………。


席に座った途端に肩の力が抜けて、
姿勢も少しだけ楽なようにくずした。

落ち着いたところで、さっきまでろくに頭に入らなかったほかの人の自己紹介を聞くことにする。


次はだれかな?


「火神大我。よろしく。」


それだけ!?
髪赤いしでかいしなにこの人!


(……今のやつでかくね?)
(髪赤いしぜってーやばいって……)


ひそひそと話す声が聞こえる。

それをギロリとひと睨みして席に着いた火神大我くん。


…………っていうか!この人クラス分け表のところで会った赤髪の巨人じゃんっ!!

同じクラスだったのか……。


驚いて彼を凝視する。
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