第1章 ほどける心

及「むっふふふふふ」
岩「及川、てめぇキモいべ」

今の及川さんには、岩ちゃんの暴言なんて効き目なしでーす

とかなんとかほざきながら、俺の幼なじみである及川徹はスマホを握り締めていた。

岩「…さすがに酷すぎるんじゃねーの？」

及「酷い！？いま、岩ちゃん酷いって言った！？酷いのはちゃんの方ですー」

朝から半端じゃなく機嫌が悪かったこのバカは、ある画像を彼女に送ってから、一気に上機嫌に変わった。

及「聞いてよ岩ちゃん。今日、ちゃん学校なんだってよ！？酷くない？おかしいよね？ね、ね！！」

岩「仕方ねぇだろ、、特進クラスなんだし」

及「それに、チョコレート作ってないって言われたんだよ！？可哀想だと思わない！？ねぇ、岩ちゃん！！」

正直言ってうざい。
こんなめんどくさいやつと、みたいないい子が付き合ってるのか理解不能だ。

まあ、も口が悪いところがあるから、誤解されるような言い方だったのかもしれねぇけど…

いくらなんでもこれは酷い。

岩「…なぁ、及川」
及「なぁに、岩ちゃん」
岩「もし、これが原因でが別れるって言いだしたらどうする？」

及「いやだ！！」

嫌だって…子供かてめぇは。

とかツッコめないほど、必死な顔をされた。

岩「もしもだ…」
及「絶対嫌だ！！嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…」
岩「嫌だ嫌だうっせぇぇぇっぇ！！」

まて、まてまてまて

なんでこいつ半泣きになってんだ？

及「岩ちゃぁん…」
岩「待て、泣くな及川。泣くんならの胸で泣いてこい」
及「ちゃん学校…」
岩「やめろ、キモイ…やめろ、及川ぁぁぁぁぁ！！！！」