第10章 甘える
彼の舌が私の舌に触れると、私の下半身がビクッとする。
彼の舌の動きに合わせて私の腰が動く。
「んっ…あっ…あんっ…あん…んっ…」
塞がれた唇から声が漏れる。
恥ずかしい…私の身体こんなに…
「サキの中…ぎゅって…僕のをぎゅってするよ。気持ちいいから?」
「うん…はぁはぁ…はぁはぁ…気持ちいい…気持ちいいの…」
「はぁ…こんな顔…」
火照った私の頬を、彼が手で包む。
喘ぎ声をあげるので開けっ放しの私の唇をじっと見つめる。
恥ずかしいけど…声は止まらない。
「こんなエッチな顔…お父さんも知らないよね? 僕だけの…僕だけが知ってるサキだよね?」
「はぁ…あん…。お父さん…家にいないとき、私がこんなことしてるって知ったら…」
「秘密…。僕たちだけの秘密だよ。ね?」
彼は唇の前で人差し指を立てる。
私たちだけの秘密…。
身体の中がきゅっとなる。
「んっ…サキ…あんまりぎゅってしないで。きもちよくて…いっちゃう」
「いいよ。気持ちよくなって、私の身体で」
「もったいないよ…」
「可愛い…何回でもしていいよ」
「本当に?」
「私…逢坂くんといっぱいしたい…」
「いっぱいしてあげる。僕のサキ…」
「うれしい…」
「動かすね」
「うん…んっ…!」
彼のものが中で動くと、身体の奥にぐっ…と刺激が響く。
気持ちいいのか痛いのかわかんない。
とにかく強烈な刺激…。
「あっ…ああっ…」
「サキ…はぁはぁ…」
「ああん…逢坂くんっ…」
「はぁ…はぁはぁ…」
…