第10章 甘える

「はぁはぁ…ドキドキする…」

緊張に耐え切れなくて言葉に出す。

「僕もだよ。ドキドキする」

彼は私の手を取り、自分の胸に当てる。

わからないけど…ドキドキしてるのかな…。

私は彼の顔を見上げて少し微笑む。

「また痛かったらごめんね」

彼は私の髪を撫でる。

そうだ…痛かったんだ…すごく…

私は唇をきゅっと結ぶ。

「やめる？」

心配そうに彼が私の顔をのぞく。

「いれて…」

私は彼にお願いする。
彼は頷く。

そして私の割れ目に自分のものをあてがう。

「はぁ…」

目を閉じて少し息を吐く。

「んっ……」

私の濡れたそこに、彼のものがゆっくり入ってくる。

「あ…はぁはぁ…」

「痛い？」

「ちょっとだけ…大丈夫…」

「いれるね。全部」

「うん…あっ…」

ぎゅうーって…私の身体いっぱいに…彼の…

「あっ…ああっ…！」

私は彼の腕をぎゅっと握る。

「はぁはぁ…入った…サキ…」

「あっ…あんっ…入ってるぅ…逢坂くんの…」

「痛くない？」

「痛いけど…痛いけどぉ…気持ちいいの…はぁはぁ」

「そうなんだ。僕はすごく気持ちいいよ。サキの中…熱い…」

「恥ずかしい…」

「大丈夫だよ。可愛い」

彼は私の唇にキスする。