第6章 泣く
彼が私の下半身をぐっと引き寄せる。
お尻が…彼の下半身に密着する。
……。
なんか当たってる…固いもの…これ…。
「サキちゃん。わかる? これ…」
太ももの間に彼がそれを挟む。
「えっと…」
多分あれ…。わかるけど…。
「僕の…だよ」
やっぱり…。
「これいれるね」
「や、やだ…」
「大丈夫だよ。これつけるから」
枕元に置いたコンドームを、彼が私の目の前に差し出す。
私は目をそらす。
「つけないほうがいいの? どうせ死んじゃうから妊娠しても構わない?」
意地悪な口調で彼が問いかける。
「ち、違うっ!」
私は慌てて否定する。
「大丈夫だよ。ちゃんとつける」
私の身体がうつぶせにされる。
彼は私のお腹を持ち上げ、お尻を上げさせる。
「やっ…やだっ! んっ!」
後ろのほうから彼の指が、ぎゅっ…と私の割れ目に入る。
「んっ! 痛っ…あっ…」
「痛い? まだ痛い?」
「う…うん…」
「じゃあやっぱりこっちからかな…」
彼の指はクリに移動する。
「は…はぁ…ん…」
身体がビクッとする。
少し甘い声が漏れてしまう。