第5章 捕まえる
「痛っ…! やめ…やめてっ…痛いっ…」
「痛いの? こんなに濡れてるのに。でもさぁサキちゃん。君がどんな方法で死ぬつもりだったか知らないけど、これぐらい我慢出来ないんじゃ上手く死にきれないんじゃないかなぁ…」
「うっ…」
涙が出てくるのと痛いのを、ぐっと我慢する。
彼の指が私の中で動く。
「んっ…あっ…はぁっ…んっ…」
「少し力を抜いてごらん。きっと気持ちいいよ」
「うっ…ううんっ…!」
首を横にぶんぶん振る。
「全然だめ?」
首を縦に振る。
「そっか。じゃあこの辺…?」
彼の指がそこから出て、前のほうに移動する。
「ひぁっ…!」
彼の指がクリに触れる。
私の身体がビクッと震える。
「ここが気持ちいいんだね?」
そこをそぉっと指で撫でながら、彼が言う。
「ふぁ…あ…あ…あっ…あん…はぁ…あん…」
吐く息と共に声が漏れてしまう。
「気持ち良さそうだね、サキちゃん」
「う…ぐす…ぐすっ…」
「泣かなくていいよ…。誰にも言わない。みんなには内緒にしておいてあげる」
もう片方の手で、私の頬を優しく撫でながら、彼がささやく。
「ほら、口開けて。舌出して」
目を閉じたまま、口だけ少し開ける。
彼の舌がゆっくり差し込まれる。
「んっ…」
私の身体がまたビクッと震える。
舌先の刺激が頭の奥に響く。
舌を彼の唇のすき間に差し込む。
ちゅうって吸われたり、ベロベロ舐められたり、いっぱいする。
いつの間にか身体がむずむずふわふわしてきて、私は彼の腕をぎゅっと握る。
「はぁはぁ…サキちゃん…気持ちいい…?」
私は彼の目を見上げて頷く。
「ふふ…素直だね。いい子」
「あ…」
彼の指がクリを撫でまわす。
離された唇から声が漏れる。