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私が一緒になってどうすんだ!

第1章 衝撃!私の友達の悲しみと


私も、花依ちゃんに大丈夫と言った手前
堂々と入りたいのだが
そうできない理由があった

私は2中のときに好きだった人がいた
それなりに女子力をあげ
アピールしてみようとがんばったこともある
でも、そうすればそうするほど
友達には
「それ可愛くなーい」
とか
「ださーい」
と言われ、自分の趣味の悪さはヒドイのかと悩んだ
だから雑誌を参考にしてみた

それでも
あまり変わることもなく言われ続けていた

そんなある日
好意を抱いていた
日向 聖也くんに呼び出された

私は嬉しかった

わくわくして呼ばれた場所に来た

そこに日向くんがいて
照れながらも声をかけた

日向「猪瀬さん?
僕の事好きってホント?」

どきどきした

美咲「は、はい!」



日向「ごめん。すごく迷惑なんだ
付き合うなら可愛い子がいいし
君みたいなのが僕を好きだなんて噂広まったら
そんな子がいいのかと誤解されそうだし」

もうそういうのやめてね

何を言われているのかわからないほど
遠くに感じる声を聴きながら
私の恋は砕かれ、終わりを迎えた

私は可愛くない
顔を見せるなんていけないことなんだ

私はそれからというもの
人に顔を見せるのが怖くなった
おしゃれも変かもしれないと思うと
できなくなり
しなくなってしまった

そして高校生になり
親の都合で地元を離れなければならず
学校も知り合いがいないこの学校になってしまった


でも、そのほうが少し
気が楽なので嬉しかった
それでも気を緩めることなく
地味さを求め、過ごしていた

花依ちゃんと出会ったのはそんな時だった
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