第2章 リアルで乙女ゲー!?
で、結局
断るとこも許されず
どっちも引かないこともあって
3人で出かけることになった
美咲「はあ…」
今まで極力避けてきた
交友を通り越してデートって
ハードルが高すぎて、つらい
花依「なんか乙女ゲー見てるみたいだった!
すごいね!」
まだまだ興奮が止まらないし…
美咲「はぁ…」
今日2回目のため息と共に
断れなかった自分を悔やみながら
空を見上げた
憎たらしいことに
夕焼けが少し紫がかり
星がその境目で光り、綺麗だった
美咲「夕日のバカヤロウ…」
精一杯のやつ当りだ