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恋の罠

第3章 2人きりの夜


車を走らせて10分
近くにある公園についた
公園に行くと親子連れや散歩している人、
若いカップル、ジョギングしている人などがいる
その中にどこかで見たことがある男性2人が
こちらに歩いてきた
その人は拓斗さんと空さん
2人はすごく驚いたような顔をしている
それもそうだよな、なんせ元カノが男と
公園にいるんだから


「…心?」
「拓斗…空…」
「久しぶりだな…元気だったか?」
「うん…2人とも元気だった?」
「俺は元気だけど…空がな」
「…」
「空…やっぱりあたし以外の女性ダメ?」
「あぁ…克服しようとは思ってるんだけどな
花クンだっけ?話は心から聞いてたよ」
『俺のこと覚えててくれて嬉しいです
ジョギングですか?』


拓斗はジャージ、空はオシャレな服装を着用している


「俺はジョギングで空は付き添いだよ
まさか心と花クンに逢えるとは
思ってもなかったよ
心、綺麗になったな」
「そんなことないよ…」
『心、そろそろ帰ろ?
では俺たちはこれで失礼します』


一刻もその場から立ち去りたかったため心の
腕を掴み歩く


「心!これ俺と空の連絡先
また昔みたいな関係に戻りたい」
「…わかった」


心は連絡先が書いてある紙を受け取り
俺を見て笑った
その笑顔になぜか不安が頭を過る
2人を好きになるんじゃないか
俺から離れていってしまうんじゃないか
不安になってる俺を心は誰もいない場所に連れて行き
優しく抱きしめてくれる


「花…不安にならないで」
『わかってる…でも不安で怖いんだ
誰にも渡したくない…』


溢れてくる涙を舌で拭ってくれる優しい心
そんなことされたら誰だって惚れちゃうよ
甘えたくなった俺は自ら彼女の唇を奪った
その様子を遠くから見ていた人物に気づかず
求めるように何度も口づけをした




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