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恋の罠

第5章 新生活


翌朝、早く目覚めた俺は隣でスヤスヤ眠っている
心を見た
無防備で寝てる…誘ってるのか?
首筋を見ると赤い印がくっきりとある
俺が付けた証だ
起こさないようベッドから起き上がり
台所に向かい料理をする
今日のメニューは豆腐の味噌汁・卵焼き・ハムといった
和をテーマにした朝食だ
心も料理はできるが簡単なものしか作れない
だからこの家の料理担当は俺だ
朝食が出来上がったのは午前7時
うーん、ちょっと遅かったかな?
料理してる時に腰が痛くなったからな
昨日の出来事を考えると思わず笑みが溢れるが
表には出さないようにしよう
空さんと拓斗さんに気づかれちゃうからね
新聞を読んでいると拓斗さんが起きてきた


「おはよ…おっ!美味しそうだなぁ
花クンが作ったのか?」
『はい!和をテーマに作りました』
「そうか!俺も料理したいけど不器用でね…
今度教わってもらおうかな」
『俺でよければいいですよ』


ってなに俺、恋敵相手に言ってるんだろう
でも美味しそうに食べてくれる彼を見てると
心が彼を好きになった理由がわかる気がする
拓斗さんは男の俺から見ても美形で優しく
笑顔が眩しい太陽のような人だ
俺、叶わないなぁ
こんな素敵な人を好きにならない女性なんて
あまりいないだろう
それでも俺は心を渡したくない
闘争心を燃やしていると空さんと心が
起きてきた
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