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恋の罠

第3章 2人きりの夜


家を出て着いた場所は都内で有名なホテル『クローバー』
隣の座席で眠っている愛おしいお姫様を起こす


『心起きて…着いたよ』チュッ
「んっ…もぅ///素敵なホテルね」


車から降り感動している心
あーもぅ…可愛すぎる
ガードマンが好意の目で見てるよ
見せつけるように首を傾げ唇を奪う


「んぅ、花…早く行こ」


顔を赤くしながらホテルのロビーに入る心
後ろ姿を見つめながら俺も中に入る
フロントで受付をして鍵をもらう

「お客様、お部屋まで案内しますよ」
『いえ、結構です…では』


ホテルマンが心に喋りかける
その光景を見るだけで胸が苦しくなる
心の手を引き早歩きで部屋に向かう
部屋に着くと同時に鍵を閉める
鍵を閉めた途端冷静になる


『ゴメン…心
ホテルマンにきつくあたって悪いと思ってる
でも胸が痛いんだ
お願いだから…俺から離れないで
一人にしないで…』
「大丈夫だよ!花から離れないし一人にしないよ
おいで」


小さい身体で俺を優しく抱きしめる
暖かい体温に触れると落ち着いていく
もぅ彼女がいないと生きる希望がなくなる
それぐらい心に溺れていた
落ち着いてきた俺の頭を優しく撫でる
離れないようきつく抱きしめ軽く唇に触れる
唇を離し時計を見ると夜の6時
そろそろ浴場に行ける時間だ
でも俺たちは浴場に行かない
部屋にある浴室で愛し合いたいからだ
意を決して話しかける


『なぁ…部屋で一緒に入りたい
離れたくない…』
「いいよ!何処にも行かないから安心して
行こっか!」


明るい笑顔に救われ浴室に向かった
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