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恋の罠

第2章 告白


強く抱きしめられたまま話し始める


『俺は…心が好きだ
姉としてじゃなく…一人の女として見てて
気づいたらずっと目で追ってた
最初は拓斗さん(初カレの相手)との恋を応援してた
憧れの2人だったしいつかこの2人みたいに
幸せな恋愛をしたいと思ってた
でも2年後…別れちゃったって泣いてた時期があったよね
その時は俺も辛いと同時になんで心を
泣かせたんだと心の中で拓斗さんに怒りをぶつけてたよ
俺なら心を泣かせたりしない…って
そう思ってたら泣いた夜から徐々に惹かれ始めて…
刹那と付き合ってるって頭の中では
わかっていても心では受け入れられなくて…
こんな弟で悪いと思ってる
でも…本気で心のコトが好きなんだ
誰よりも愛してるんだ
身体だけの関係になりたくない
俺の中の彼女は心しかいないんだ
付き合ってとは言わない
俺を一人の男としてみて…
今すぐじゃなくていいから…答えを聞かせてほしい」


素直な気持ちをぶつけた
心は時折涙を流しながら真剣に話を聞いてくれた
全ての想いをぶつけ心の中がスッキリした
正直、答えを聞くのが怖い
でもきちんと聞いておかないと後悔する
不安になりながら答えを待つことにした
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