第4章 空の想い
『Re:空へ
本文:空とメールするの久しぶりだから少し緊張する
えっと…今日は連絡先教えてくれてありがとう
ずっとメールしたかったから嬉しかったよ
3年ぶりに見る空、あの頃と変わらずかっこいいよ♡
今度、2人きりで話そうね
連絡待ってます♪ 心』
心からのメールに頬を赤くする空
海にからかわれながらも返信しようとするが
緊張でなかなか文を打てない
その瞬間、海は空の携帯を奪った
「ちょっ姉貴?何して…(…空?)心?」
(ふふ、今時間大丈夫?)
「も、もちろん///」
(よかった!空の優しいところ、あたしは好きだよ♡
…花!ちょっと外行ってくるねー
公園で待ってる)
「えっ?ちょ…」ツーツーツー
電話はそこで切れた
空は頬を赤くし部屋を出る
空の後ろ姿をニヤニヤしながら海は見る
「青春だね♪空の恋、応援してるよ
さて、あたしもデートに行くか!」
海はルンルン気分で家を出た